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和歌山の老舗和菓子店「駿河屋」がインスタグラマーとコラボ菓子開発

和菓子「輝響」の白箱(写真左)と黒箱

和菓子「輝響」の白箱(写真左)と黒箱

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 和菓子の製造販売を行う「総本家駿河屋」の駿河町本舗(和歌山市駿河町、TEL 073-431-3411)が3月25日、新ブランド「SURUGAYA MODERN(スルガヤモダン)」の新商品「輝響(きのひびき)」の販売を始めた。

「総本家駿河屋」駿河町本舗での販売風景

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 同社の前身は1461年に京都・伏見で「鶴屋」の名で開業した和菓子店。1619(元和5)年、同店を気に入っていた徳川家康の十男・頼宣が紀州藩主に就任した際に一緒に来たとされる。

 今年は頼宣の和歌山入りから400年の節目を迎えることから、のれんを受け継ぐ同社が「駿河越え400年記念」キャンペーンを実施。第1弾は、昔の神事の菓子をモチーフに5色のようかんを積み上げ、その頂に松を飾った「五色羊羹(ようかん)」を同店で展示した。輝響の販売は第2弾。

 同商品は、寒天を使った伝統的な菓子「琥珀(こはく)糖」で、白と黒のキューブ型の琥珀(こはく)糖が並ぶ「黒箱」とみかん、ラズベリー、キャラメルの3つが味わえる「白箱」(各1,080円)の2種類がある。開発には関西在住のインスタグラマーでカフェ・スイーツ専門ライターの「きょん。」さんが関わり、色彩豊かにアレンジした。取り扱いはオンラインショップと同店舗のみ。

 同社がインスタグラマーとコラボするのは初めて。総務部の河合正規さんは「日常的にインスタグラムを活用する『見せ方のプロ』の発想力で、とても魅力的な菓子が出来上がった。現在は店頭販売が好調だ」と話す。「これからはいかにお客さまに目に留めてもらうための『顔』を作るかが大切。今後も外部の人の協力を得て、新しい商品を作っていきたい」とも。

 営業時間は9時~18時。

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