バー&ダイニング「Una rama de RICO(ウナ ラマ デ リコ)」(和歌山市新通、TEL 073-488-6989)が4月27日、大新公園近くのゲストハウス「RICO(リコ)」1階にオープンした。経営はゲストハウスを運営する「ワカヤマヤモリ舎」(中之島)。
ゲストハウスの北側を改装し、受付と飲食スペースを兼ねる同店。店名はスペイン語で「リコから伸びる一本の枝」を意味する。ゲストハウスを運営する宮原崇さんと橘麻里さんが、旅する人や地元の人の「止まり木」になってほしいと願いを込めた。店舗面積は94平方メートル。席数はカウンター、テーブル、スタンディング合わせて約40席。
宮原さんは「これまでもゲストやスタッフと一緒に食事を作ったり、食べたりしてきた。オープンから3年半が経ち、ゲストやスタッフが増えて飲食スペースが手狭になってきたところに、飲食を担当してくれる仲間も見つかり、オープンにこぎ着けた。まだ不足している設備もあるので引き続きクラウドファンディングで支援をお願いしている」と話す。
メニューは自家製や県産食材のほか、スタッフやゲストが教えてくれた料理などを取りそろえる。台湾出身のPEIPEIさんに習ったという「PEIPEIの台湾キャベツ」や梅酢レンコン(以上330円)、フライドポテト(500円)、和歌山野菜の季節のかき揚げ(500円)、「ぶどう山椒(さんしょう)を使ったピリ辛麻婆豆腐」(850円)など。
ドリンクメニューは、白浜の地ビール「ナギサビール」(ペールエール、アメリカンウィート=各800円)、自家製梅酒(600円)、スパイスや茶葉を漬けた「自家製漬け込みハイボール」(1,200円)、「The Roasters(ザ ロースターズ)」(大河内)のコーヒー、「いろかわ紅茶」、自家製ジンジャーエール(以上400円)、「善兵衛農園」(湯浅町)の「木成りはっさくジュース」(600円)など。
橘さんは「思いを共感できる仲間が集まって、ゲストハウスオープン当初から計画していた飲食店をオープンできた。季節がいい時は扉を開放して、ネコもふらっと入れるくらいオープンにしたい。ゲストや地元の人が立ち寄って、食を通じたコミュニケーションが生まれる場にしていければ。本を読んだりおしゃべりをしたり、リビングのようにそれぞれの過ごし方を楽しんでほしい」と話す。
営業時間は18時~0時。バーは不定休、ダイニング(食事)は日曜・月曜定休。