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紀州東照宮で「和歌祭」 800人の渡御行列が和歌浦を練り歩く

みこしの前に立つ中山豊若さん

みこしの前に立つ中山豊若さん

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 紀州東照宮(和歌山市和歌浦西)の大祭「和歌祭」が5月12日、和歌浦一帯で行われる。

みこしおろしの様子(2017年撮影)

 紀州東照宮は1621年、紀州藩祖・徳川頼宣が創建。その翌年から家康の命日に春の祭として沿道の人々の幸せを願ってみこしが練り歩く「神輿渡御(みこしとぎょ)」が行われ、現在の「和歌祭」につながったとされる。衣装や演舞の中には、400年にわたって受け継がれるものがあるという。

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 当日は、108段の急な石段を重さ1トンのみこしが下る神事「みこしおろし」で始まり、「行列奉行」を先頭に「摺鉦(すりがね)・太鼓」「相撲」「笠鉾」「鎧武者」、80人を超える「面被(めんかぶり)」などが続き、約800人の行列が和歌浦一帯を練り歩く。特別観覧席(1人5,000円)を設ける和歌浦漁港前のほか、万葉館からあしべ橋、アートキューブ前、あしべ通り、東照宮会館前の5カ所では演舞を披露。恒例のフォトコンテストを開き、ベストショットを競う。

 初の試みとしてあしべ通りに200個のちょうちんをつるし行列を盛り上げるほか、組み木作家・吉田富彰さんが19世紀の資料を参考に装束やみこしなど再現した人形の渡御行列をイオンモール和歌山(中字楠谷)に展示する(5月12日まで)。

 和歌祭保存会青年部が中心になり祭りを支える。青年部に所属し実行委員長を務める中山豊若さんは「後継者を育てるため、今年は和歌浦・雑賀・宮前小学校で『薙刀振』や『摺鉦・太鼓』などのワークショップを行った。祭りの楽しさを伝えていきたい」と話す。

 開催時間は11時15分~16時。

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