ゲストハウス「kukuru(ククル)」(和歌山市黒田、TEL 073-499-7900)が6月3日、JR和歌山駅東口近くにオープンした。運営は県内で空き家管理事業等を行う「エル・ワイ・エル」(田尻)。
同社が以前別の事業で利用していた建物の1階と2階部分を改装し開業した。関西空港行きバス停留場があるJR和歌山駅東口近くの立地を生かし、国内外からの観光客のほかビジネス客も見込む。飲食を提供せず素泊まりのみで、宿泊価格を抑えた。「和モダン」をコンセプトに畳やふすまを生かした落ち着きある空間を演出する。
1階は男性専用フロア、2階は女性専用フロアで、それぞれオートロックで施錠する。各フロア18人が宿泊可能で、シャワールーム、共用ラウンジ、無線LANを設ける。寝室にはテレビ、個別空調を備える。
マネジャーの田渕真樹さんは「ゲストハウスで連想される2段ベッド形式ではなく、カプセルホテルに近いそれぞれ独立した寝室にした。一般的なシングルベッドサイズのマットを採用したので、ビジネス利用の人にもくつろいでもらえる。和歌山駅東口から徒歩2分かつ低価格設定なので、お酒を飲んだ後や飛行機の早朝便の利用時などにも活用してもらえたら」と話す。
宿泊料金は1泊3,300円。チェックインは15時~23時59分、チェックアウトは10時。