高野山(伊都郡高野町高野山)の各所で現在、木々の葉が色づき始めている。
標高約800メートルの高野山は年間約140万人が訪れ、11月には1年で最も多い約20万人が訪れる。
同町観光課によれば、山内で早くから紅葉する奥之院の「英霊殿」付近は、今年は10月26日から色づき始めたという。11月2日~4日の三連休は、紅葉する木々の下で撮影に足を止める観光客の姿が多く見られた。
このほか、山内の紅葉の名所である、蛇腹路(じゃばらみち)や高野山霊宝館、徳川家霊台、一の橋付近なども観光客でにぎわいを見せている。同町では紅葉シーズン中、大門、西南院門前、蛇腹路で紅葉ライトアップを行う。
同課の茶原敏輝さんは「紅葉は例年10月20日から11月15日ぐらいまで見られるが、今年は10日ほど遅れている。これからの冷え込みと、雨が降ると葉が縮まず色の深まりが期待できるので、今週末の9日と10日には見頃を迎えそうだ」と話す。