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高野山にインスタフォロワー6000人超え僧侶 高野山の魅力発信、ツイッターも8000人超え

一眼レフで紅葉を撮影する高井さん

一眼レフで紅葉を撮影する高井さん

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 高野山青巖寺(伊都郡高野町)副住職の高井知弘(ちこう)さんのインスタグラムのフォロワー数が10月、6000人を超えた。

高井さんのお薦め撮影スポットというハス池

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 2010(平成22)年に弟の薦めでツイッターとインスタグラムを始めたという高井さんは、高野山に関連した歴史や催事、風物詩、交通情報などを発信している。ツイッターはアカウント名「高野山 青巖寺@南山坊」(@nanzanbou)で1万9000回以上投稿し、フォロワー数は8000人以上。インスタグラムはアカウント名「高野山ぐらむ」(koyasan_nanzanbou)として2600回以上投稿し、フォロワー数は現在6000人を超えている。

 SNSでの情報発信のほか、2016(平成28)年から地元のラジオ局「FMはしもと」の番組「ラジオ寺子屋・高野山」に毎週出演し、高野山の情報発信やゲストとの対談を行う。同番組は10月末で第185回を迎えた。番組の音源は、ユーチューブで配信し、僧侶や高野山のアーカイブとして反響があるという。

 高井さんは「写真はスマホや一眼レフカメラを使って自分で撮影している。インスタグラムではハッシュタグの表記を大切に、ツイッターに投稿する時も文字だけでなく写真を1枚添えるよう心掛けている」と話す。

 高井さんによると、フォロワー数は徐々に増えていったといい、2015(平成27)年に行われた高野山開創1200年行事の際は全国各地にいる真言宗の知り合いも含め、高野山を訪れる人たちに翌日の行事や駐車場の空き状況などの細かい情報を提供し大きな反響があったという。

 「知り合いに直接感謝の言葉や『見ているよ』と声を掛けてもらったり、フォロワーが寺にお参りに来てくれたりすることもある」と高井さん。「高野山には良いものがたくさんあり、四季や時間帯、見る角度によってそれが変化していく。弘法大師や真言宗、仏教思想の素晴らしさをお伝えできれば」と笑顔を見せる。

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