カピバラの「ふう」の触れ合いが1月11日、和歌山城公園動物園(和歌山市一番丁、TEL 073-424-8635)で始まった。
カピバラは、世界最大のネズミの仲間。「ふう」は3歳の雄で、体長約130センチ、体重約45キロ。性格はのんびり屋で怖がりだが、人に触られることには慣れているという。2020年の干支(えと)にちなみ、昨年11月30日~12月1日に同園で開催した特別企画「年賀状写真撮影会」のために、園を受託管理する事業者「ファーム」(愛媛県)が連れてきた。来園者からの声に応え、3月末まで同じテンジクネズミ科のマーラと一緒の園舎で飼育する。
11日から土曜・日曜・祝日限定で触れ合いイベントがスタート。マーラ舎の中で触れ合いや、写真撮影、餌やり体験を行うことができる(餌やり体験のみ有料=100円)。11日~13日の3連休中には約150人の来園者が触れ合いに訪れた。
飼育員の武田美奈代さんは「年賀状の撮影会には2日で延べ350人が訪れるほど人気だった。カピバラに触れるチャンスなので足を運んでほしい」と呼び掛ける。「カピバラのほかモルモットやハムスター、紀州犬との触れ合いも行っているので併せて楽しんでもらいたい」とも。
開園時間は9時~17時。火曜休園。入園無料。カピバラの触れ合いは土曜・日曜・祝日の11時30分~12時、16時~16時30分。