新型コロナウイルスの感染拡大防止による学校の臨時休校を受け、「花山温泉 薬師の湯」(和歌山市鳴神、TEL 073-471-3277)が平日の小学生以下の入湯料を無料にした。経営は花山開発(同)。
温泉の成分が固まって茶褐色になった花山温泉の源泉かけ流し浴槽
同施設は、1968(昭和43)年創業。地下500メートルから炭酸ガスで自噴する天然温泉の入浴施設。炭酸泉は血流を増進するとされ、全国から湯治客が訪れるという。
同社は、第4日曜に同様の無料入湯を実施していた。3月22日は、通常通り小学生以下の子どもの入湯は無料にする。
西口正敏マネジャーは「一時期は併設の宿泊施設や日帰りプランの利用が前年比50%以下まで落ち込んだが、今月に入り回復傾向にある。炭素泉には、免疫力を高める効果もあるので、一斉休校で自宅にいる子どもと温泉に入り、体を温めてほしい」と話す。
対象は県内在住の小学生以下の子ども。営業時間は8時~23時(木曜のみ8時~10時、祝日を除く)。3月31日まで。