「けやき大通り」や和歌山城で現在、ツツジが見頃を迎え通行人の目を楽しませている。
市の緑化審議会が市民からの応募を基に、1974(昭和49)年にツツジを「和歌山市の花」に選定。市観光協会では2018(平成30)年度まで24年にわたり、観光キャンペーンスタッフの名称をツツジの英語名「アゼリア」とするなど、市の広報に取り入れる。
JR和歌山駅から市役所に延びる県道17号和歌山停車場線(けやき大通り)の街路樹升には、ヒラドツツジとサツキツツジの2種類を植えている。ヒラドツツジが1480平方メートルと多く、サツキツツジが15平方メートル。
和歌山城の南の空堀には約8000本のヒラドツツジ、西の丸広場の北側には5月中旬に開花するキリシマツツジが植わる。
和歌山城にウオーキングで訪れた近隣に住む女性は「久しぶりに緑や花に触れ気分がリフレッシュできた。来年はもっとゆっくり春を感じられたら」と話す。
見頃は5月中旬まで。市では不要不急の外出を控えるよう呼び掛けている。