県内800キロにわたるサイクリングロードを周遊する「WAKAYAMA800モバイルスタンプラリー3rd season」が6月12日、始まった。主催は和歌山県と県観光連盟。
同企画は2018(平成30)年に開始し、今年で3年目。参加者数は第1回1426人、第2回2912人と2倍以上に増加し、前回は104人が全チェックポイントを制覇した。さらなる集客を見込み、賞品総額の増加、より景色の良い場所へチェックポイントの変更など、改善を加える。
参加者は、スマートフォンで利用登録を行い、県内55カ所にあるチェックポイントのQRコードを読み取り、スタンプを取得。集めたスタンプ数に応じて、サイクリング用GPSウオッチや県産果物のジェルドリンクなどの賞品の抽選に参加できる。
県は「サイクリング王国和歌山」を合言葉に、サイクリストが迷わないよう、車道の左端にサイクリングコースを示す「ブルーライン」を引くなど、サイクリングロードを整備。空気入れやトイレなどを備えた「サイクルステーション」や自転車を部屋に持ち込める「サイクリストにやさしい宿」の認定を進める。
観光振興課の北出雅也さんは「初心者には平たんな紀の川沿いのコース、中級者以上には世界遺産の高野山や新しいチェックポイントの那智勝浦・熊野妙法山阿弥陀寺など、絶景が楽しめる山岳エリアがお薦め」と話す。「参加者からは『和歌山県のサイクリングコースは走りやすい』と好評を頂いている。1日で海、山、川を満喫できるコースがあり、豊かな自然を楽しんで」とも。
2021年3月21日まで。