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和歌山・海南でかつお節と昆布のパフェ 乾物店が提供、SNSきっかけに若者来店

「鰹節パフェ」(左)と「昆布パフェ」

「鰹節パフェ」(左)と「昆布パフェ」

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 「鰹節パフェ」「昆布パフェ」が現在、海南インターチェンジ近くの洋菓子店「3時のかんぶつ屋さん」(海南市藤白、TEL 073-482-3424)で販売されている。

倉庫の一角にある「3時のかんぶつ屋さん」入口

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 2種のパフェは、アイスクリームにそれぞれ、とろろ昆布とかつお節を練り込み、風味を出す。アイスクリームのほか、乾物を使ったシフォンケーキ、玄米のポン菓子などを入れる。販売開始は2018(平成30)年。かつお節味は今年、新発売。昨年は、昆布味とシイタケチョコ味を販売したという。

 同店は、乾物を中心とした食品卸の「野田商店」が2011(平成23)年に開店。ひじきのシフォンケーキや削りたてかつお節クラッカーなど、乾物を使った菓子を製造・販売する。

 野田智也社長は「日頃は子どもや孫連れの世代が多いが、SNSを見てパフェを目当てに若い世代の来店が増加した。乾物を使った洋菓子は、斬新さを狙ったわけではなく、滋養豊かな伝統食の素晴らしさを伝える手段の一つ。現代の子どもたちにおいしく食べてほしい」と話す。

 日本かんぶつ協会認定の「かんぶつマエストロ」として食育に取り組む野田さんは「乾物には成長に必要な栄養がたくさん入っているので少しずつでも食べてほしい」と呼び掛ける。

 営業時間は、火曜~金曜=11時~18時、土曜は=10時~17時。日曜・月曜定休。パフェの販売は9月末まで。

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