和歌山・有田川町の「鷲ヶ峰(わしがみね)コスモスパーク」(有田川町長谷、TEL 0737-52-8562)で現在、コスモスが開花の見頃を迎えている。
同園は、10センチほどの大きな花を付ける種「センセーション」を中心に約100万本のコスモスを栽培。開花シーズンには約2万人が訪れる。展望地としても知られ、町内の田園風景や天候の良い日には遠く淡路島や四国までも見渡すことができるほか、夜景を目当てに訪れる人も多い。
1985(昭和60)年に旧吉備町が町の花「コスモス」を、標高586.2メートルの鷲ヶ峰山頂に咲かせようと整備した観光農園。敷地面積は約1ヘクタール。
有田川町は、コスモスの見頃に合わせ、来園者にインスタグラムに投稿を呼び掛ける「天空のコスモス畑」写真コンテストを企画。入賞者には同町の特産品を進呈する。対象投稿期間は11月1日まで。
同町商工観光課の松下優花さんは「ちょうど花が開いてきた頃に台風14号が接近し、散ってしまわないかと心配したが、現在、7~8割がきれいな花をつけている。これからが見頃。散策を楽しんでほしい」と呼び掛ける。「今年の開花は遅め。10月いっぱい花が楽しめるよう、穏やかな天気が続いてくれれば」とも。