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和歌山に「かまどの下の灰までギャラリー」 地下食堂を改装、表現者が集まる場に

写真を展示する同ギャラリー

写真を展示する同ギャラリー

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 「かまどの下の灰までgallery(ギャラリー)」(和歌山市万町)がオープンして1カ月がたった。

社員食堂時代に使われていたかまど

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 同ギャラリーは、築60年以上という「有喜(ありき)商店」本店跡ビルの地下1階にオープン。元社員食堂だったスペースで、タイル張りのかまどがある。ギャラリー名は、かまどと万町にちなみ、家財全ての意から万(よろず)を表すことわざにちなんだ。

 運営は、理容師の井上智象さんと書店員の岩瀬竜太さん。「和歌山で面白いことがしたい」「さまざまな作品を発表する場を作りたい」と長く使われていなかった地下室を改装した。広さは約30平方メートル。

 貸しギャラリーとして使うほか、会員を募り、定期的なメンバー展や展示の企画を行うなど会員同士の交流拠点として活用する。

 岩瀬さんは「個性的な人が来てくれて、『和歌山にこんなに面白い人がいるんだ』と発見の連続」と話す。

 写真家として活動し、作品展示する井上さんは「写真をSNSに投稿するだけでなく、印刷して展示する楽しみを知ってもらいたい。『私なんか』という人の背中を押したい」と話す。

 利用料は、5日間で個展=3万円、グループ展=4万円(税別)。オープン時間は13時~20時。火曜・水曜定休。

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