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電動バイクと自転車を1台で切り替え可能に 和歌山発の「グラフィット」が国内初認定

「モビリティ・カテゴリー・チェンジャー」を取りつけた電動バイク「GFR-02」(左)自転車モード 、(右)電動バイクモード

「モビリティ・カテゴリー・チェンジャー」を取りつけた電動バイク「GFR-02」(左)自転車モード 、(右)電動バイクモード

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 自転車に切り替え可能なペダル付き電動バイク「GFR-02」が今秋、発売になる。製造はベンチャー企業「glafit(グラフィット)」(和歌山市出島)。

モビチェンについて説明する社長の鳴海さん

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 同社は、2017年に電動バイク「GFR-01」を発売。同バイクは、ペダルのみで走行する場合でも原動機付自転車に分類され、自転車として認められていなかった。利用者から「自転車モードでは、自転車と同じように走行したい」という声が寄せられていたという。

 寄せられた声を受け同社は、和歌山市と共同で2019年11月に内閣府の「規制のサンドボックス制度」に申請。電動での走行機能を省いた車体を用い、安全面で自転車に劣らないことを実証実験で検証した。

 警察庁は、「GFR」シリーズに同社独自の「モビリティ・カテゴリー・チェンジャー」(略称:モビチェン)を取り付けた場合、電動バイクと自転車の切り替えを認める。車両区分を変化させることができるモビリティーは全国初。今回の通達は、要件を満たせば他社製品も含め、適用される。

 同社のモビチェンは自転車として使用するときは、自転車マークを表示するカバーでナンバープレートを覆う。カバーの上げ下げは、電源を落とした状態で、ナンバープレート横のスイッチを両手で押す必要があり、走行中の操作はできない。「GFR-02」のオプションとして、同時発売する。

 同社社長・鳴海禎造さんは「画期的な例で、2つ以上の法律をまたぐ製品は前例がない。あるときはシニアカー、あるときはミニカー、車、バイク、自転車、自動配達ロボットなどというまたぎ方にも可能性が出てきた。モビリティー業界においての大きな可能性を秘めている」と話す。「未来の生活には、街、特に道路ごとアップデートが必要だが、すぐにはできない。街が新しく生まれ変わるまでの間、車両区分の切り替えを認めることが一つの手段になる。切り替えを認めてくれたことは大きい」とも。

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