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和歌山市と「グラフィット」社が実証実験 電動バイクのペダル走行の安全性検証へ

尾花正啓和歌山市長(左)とグラフィット社長鳴海禎造さん

尾花正啓和歌山市長(左)とグラフィット社長鳴海禎造さん

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 和歌山市と「glafit(グラフィット)」(和歌山市出島)が11月6日、「わかちか広場」(美園町5)で実証実験仕様のペダル付き電動バイクの貸し出しを始めた。

実証実験中を示すプレートと青色ランプ

 同社が製造する「glafitバイクGFR-01」は、電動バイクと自転車の機能を兼ね備え、電動走行、自転車走行、両方組み合わせたハイブリッド走行を切り替えることができる。現行規制では原動機付自転車に分類され、運転免許証の携帯とヘルメットの着用が必要で車道のみを走行する。

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 同社は、同バイクの利用者の声や四輪車両などの安全性を考え、人力のみのペダル走行時は自転車と同様に走行可能にすることを目指す。和歌山市と共同で、実証実験を行い規制の見直しにつなげる制度「規制のサンドボックス」に申請。同制度で、地域公共団体の認定、モビリティ分野での認定は、ともに初という。

 実証実験では、自転車としてのみ使えるよう改造した車両10台を用意。販売中の同バイクと識別するため、同車両には「実証試験中」と記載したプレートと青色ランプを掲示する。同市の公道を自転車と同等の走行区分で走ることが可能となる。

 尾花正啓和歌山市長は「高齢化社会の移動の足として、観光での二次交通として、新しい乗り物は大切。移動に便利な街にすることは市としての願いでもある」と話す。

 社長の鳴海禎造さんは「製品を作るだけでなく、ユーザーの安全性を考えて走る環境も整えていきたい。現在の区分には存在しないが、自転車とバイクの間の乗り物を増やすことで、移動の幅が広がれば」と話す。「移動に不便さや課題を感じる人に関心を持ってほしい。たくさんの人に利用してもらい、アンケートに答えていただきたい。その声が国を動かす力となる」と呼び掛ける。

 貸出無料。期間は2020年1月31日まで(貸出は2020年1月15日まで)。利用には運転免許証の提示とヘルメットの着用が必要。実証実験エリアは和歌山市内。

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