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和歌山・田辺市の天然記念物「福定の大イチョウ」色づき始める

黄色く色づき始めた「福定の大イチョウ」(11月15日撮影)

黄色く色づき始めた「福定の大イチョウ」(11月15日撮影)

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 宝泉寺(田辺市中辺路町福定)で現在、鮮やかな黄色に色づき始めた境内のイチョウが参拝者たちの目を楽しませている。

国道311号から見える「福定の大イチョウ」(11月15日撮影)

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 「福定の大イチョウ」と呼ばれる同樹木は、高さ約22メートル、幹の周囲5.3メートル、推定樹齢は400年以上。1970(昭和45)年に田辺市指定文化財(天然記念物)に指定された。

 幹は根元から約4メートルのあたりで数本に分かれ、さらに数十本の支幹(しかん)に分かれている。その形態から「千本イチョウ」の別名もある。傘のように広がる枝葉の下では黄葉を楽しむ人々の姿が見られた。

 見頃は例年11月中旬~12月上旬。福定町内会会長の宮原哲夫さんは「20日前後がピークと見ている。イチョウが散った後、地面が金色のじゅうたんになるのも見どころ。ぜひ足を運んでほしい」と呼び掛ける。

 大阪府から訪れた女性は「インターネットで田辺の観光スポットを調べて来た。こんなに大きなイチョウを見たのは初めて。自然のパワーを感じる」と笑顔を見せていた。

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