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和歌山・かつらぎの丹生酒殿神社のイチョウが見頃 「黄に敷きつめて大いちょう」

樹齢300年以上の大イチョウ

樹齢300年以上の大イチョウ

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 丹生酒殿(にうさかどの)神社(伊都郡かつらぎ町三谷)で現在、境内の大イチョウのライトアップが行われている。

高台から見ても存在感のある丹生酒殿神社の大イチョウ

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 環境省の巨樹・巨木林調査報告によると、同神社の大イチョウは樹齢300年以上、幹周り526センチ、高さ25メートル、枝張り20メートル。神社が周辺集落よりやや小高い場所にあるため、近くを流れる紀の川の堤防沿いの道からも見ることができる。イチョウの根元には「境内を黄に敷きつめて大いちょう」と刻まれた句碑がある。

 同神社は、主祭神に丹生都比売大神(にうつひめのおおかみ)、配祀神に高野御子大神(たかのみこのおおかみ)、誉田別大神(ほんだわけのみこと)、建御名方命(たけみなかたのみこと)を祭る。1935(昭和10)年に丹生都比売神社(上天野)の末社として戦後に独立した。境内には1909(明治42)年に当時の兄井村から合祀(ごうし)された「鎌八幡宮(かまはちまんぐう)」がある。

 かつらぎ町産業観光課の井上隆由さんは「昨年よりは早い、色づきになった。ライトアップが始まると、昼と夜、それぞれの違った眺めを楽しませてくれる。葉はかなり色づき、落葉して黄色のじゅうたんになりとても美しい」と話す。「カキやミカンなどを土産に行楽を楽しんでいただきたい」とも。

 ライトアップは12日まで。

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