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地ビール「紀の川はっさくエール」 「紀の川はっさく」ブランド化の一環で商品化

紀の川市のハッサクを使った「紀の川はっさくエール」

紀の川市のハッサクを使った「紀の川はっさくエール」

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 和歌山県紀の川市産のハッサクを使ったクラフトビール「紀の川はっさくエール」の販売が12月24日、同市内で始まった。

紀の川市のハッサク

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 和歌山県はハッサクの生産量が全国1位。同市産は、その55%を占める。同市は市場価値の向上を目指し、昨年から「紀の川はっさく」のブランド化に注力している。同ビールはその活動の一環で開発した。製造本数は2500本。収穫前の若取りのハッサクを使い、約1カ月で醸造する。

 ラベルデザインは同市内にある近畿大学和歌山キャンパスの学生から公募。市のライン公式アカウントでアンケートを募り、10作品の中から同大大学院生物理工学研究科・中村美紗樹さんのラベルが選ばれた。売り上げの一部は寄付金として市の農業振興に役立てる。

 同市商工労働課の岩橋勧さんは「紀の川市のハッサクは、甘味と酸味、苦味のバランスがいい。ハッサクの苦味とクラフトビールの苦味がマッチして、重層的なおいしさを醸し出している」と話す。「苦味や皮むきの手間から、若い世代ほどハッサクに苦手意識がある。『紀の川はっさくエール』で幅広い世代においしい果物として認知される機会になれば。フルーツの加工が盛んになることで、企業進出など地域経済の活性化を期待している」とも。

 価格は660円(330ミリリットル入り)。紀の川市内の酒類販売店、産直市場、道の駅で扱う。

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