和歌山城近くの和歌山市男女共生推進センター(和歌山市小人町 TEL 073-432-4704)で9月4日、本年度2回目のリノベーション講演会「-岐路に立つ地方都市-『つくる』から『使う』時代へ-」が開催される。主催は和歌山県。
7月11日に予定されていた1回目の講演会は台風の影響で7月30日に延期。それでも120人超の参加者が集まり、和歌山市民のリノベーションへの関心の高さが伺えた。参加者の職業は建築や不動産、銀行関係者など多岐にわたり、NPOや市民団体などまちづくりに関わる人の姿も。
第1回の講演会に参加した30代の女性は「自宅を自分でリフォームするセルフリノベーションに興味があった」と参加の経緯を話す。「事例を知ることができて参考になった。街全体をリノベの手法で活性化させるなど、可能性の大きさに驚いた」とも。
第2回の講師は、一級建築事務所「ワークヴィジョンズ」代表の西村浩さん。建築・土木・まちづくり等、常に「まち」を視野に入れ、分野を超えてモノづくりに取り組む。2013年には、佐賀市の空き地を芝生と中古コンテナで交流スペースに生まれ変わらせた「わいわいコンテナ」がグッドデザイン賞を受賞した。
同講習会からつながる取り組みとして、共催団体の「市民の力わかやま」は第2回リノベーションスクール@わかやま(主催:和歌山市)の受講生を募集している。リノベーションスクールはワークショップ形式で実在する空き物件の活用を考えるプログラム。2011年に北九州で第1回が開催され、今年2月には和歌山でも第1回が開催された。今回は10月31日~11月2日の3日間で実務レベルのリノベーション事業計画を作成し、最終日には不動産オーナーへ提案する。応募締め切りは9月7日。
開催時間は19時~21時。参加無料(要事前申し込み)。