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和歌山県立近代美術館で野長瀬晩花の特別展-地元画家の没後50年で

野長瀬晩花の作品「被布着たる少女」

野長瀬晩花の作品「被布着たる少女」

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 和歌山城近くの和歌山県立近代美術館で9月13日、和歌山県出身の画家「野長瀬晩花(のながせばんか)」(本名は弘男)の没後50年を記念した展示会が始まった。

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 晩花さんは1889年(明治22年)、田辺市中辺路町の生まれ。大阪に出て中川蘆月(なかがわろげつ)塾に入門し、のちに京都で谷口香きょう(「きょう」は山へんに喬)に師事した。1918年(大正7年)に文部省美術展覧会の評価に不満を持つ小野竹喬(おのちっきょう)、土田麦僊 (つちだばくせん)、村上華岳 (むらかみかがく)、榊原紫峰(さかきばらしほう)とともに、国画創作協会を結成した。

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 同展では、未公開作品を含む70点を展示する。来場者の反応について、学芸員の藤本真名美さんは「本館に所蔵されていた画塾時代の作品を整理・公開した。晩花といえば女性や子供の人物画が有名だが、若かりしころの堅実な様子が窺える風景画や動物画も展示した。晩花ファンにも好評」と笑顔を見せる。

 「晩花は日本画家だが西洋文化に影響を受けた豊かな色彩感覚とシンプルな線が見どころ。明治から大正という時代の変化と渡欧後の作品の変化も感じてもらいたい」とも。10月13日と11月15日には、藤本さんによる展示解説を行う。

 開館時間は9時30分~17時(最終入場=16時30分)、月曜休館(祝日の場合は翌日)。観覧料は、一般=510円、大学生=300円、高校生以下および65歳以上無料。12月7日まで。

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