期間限定出店のラーメン店「ラーメン倉庫」(かつらぎ町笠田中)の店主・平山忠央さんが6月21日、スモモの販売を始めた。
平山さんはウメ、スモモ、柿の生産者。オフシーズンに農業用倉庫で週に1日ほど、ラーメン店「ラーメン倉庫」を営む。口コミや各種メディアで話題になり、開店前から行列ができ、1日130食を完売する。2021年から新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ラーメン店の営業は休止している。
農業倉庫でのスモモ販売は初の試み。入り口付近に「すもも 期間限定 ラーメン倉庫 店主が作った果物直売所」と書いたのぼりを掲げる。販売する品種は小粒で糖度が高い「メスレー」のみ。平山さんによると、同品種は父・和男さんが果樹園に植え、50年以上栽培しているという。
平山さんは「メスレーはあまり市場に出ないが酸味が少なく甘くて、小さい子どもが喜んで食べてくれるので作り続けている。今年の出来は上々。皮も中も真っ赤なメスレーを一度食べてみてほしい」と話す。「倉庫を開けていると『ラーメンやっているの』とのぞきに来る人がいる。まだラーメン店再開のめどは立たないが、本業で皆さんを待っている」とも。
営業時間は9時~17時。6月28日ごろまで。