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和歌山の「ラーメン倉庫」監修のチルド麺発売 好評のためスーパー向け商品展開

商品を手に持つ「ラーメン倉庫」店主の平山忠央さん

商品を手に持つ「ラーメン倉庫」店主の平山忠央さん

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 ラーメン店「ラーメン倉庫」(伊都郡かつらぎ町笠田中)のチルド麺「銘店伝説 ラーメン倉庫」の販売が9月1日、県内のスーパーマーケットなどで始まった。製造は「アイランド食品」(香川県)。

店主と「ラーメン倉庫」外観をプリントしたパッケージ

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 「アイランド食品」は1986(昭和61)年創業の食品メーカー。生ラーメンの製造に特化し、全国のラーメン店の味を再現する「銘店伝説」シリーズを販売する。同商品は、鶏と豚、野菜をベースにしたしょうゆ豚骨スープと中太の生麺の2食セット(410円)。

 ラーメン倉庫は、ウメ、スモモ、柿の生産者・平山忠央さんがオフシーズンに期間限定で営業するラーメン専門店。農作業用の倉庫内に客席を作り、屋台で調理する。メニューは「しょうゆ豚骨ラーメン」(600円)のみ。インターネットの口コミをはじめ、各種メディアで紹介され、毎年、開店前から行列ができる。2021年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で営業を休止した。

 同社の成木さんは「昨年発売した箱商品が好調で、スーパー向けのチルド麺の企画につながった。野菜の甘みとしょうゆのキレ、動物本来のうま味のバランスが整った味に仕上がった」と話す。

 監修した平山さんは「豚骨の臭みがなく、子どもから年配の人まで食べられる味に仕上がった。トッピングには店と同じく、三枚バラのチャーシュー、甘めのメンマがお薦め。家でも店の味を堪能してほしい」と呼び掛ける。「当面はコロナ禍が続く見込みのため、2022年の営業も休止することに決めた。毎年県外からたくさんのお客さんが来てくれて、さまざまな人との出会いを楽しみにしていたので、コロナが終息したら営業再開したい」とも。

 スーパー「ヒラマツ」2店舗、ディスカウントストア「ザ・ロウズ」8店舗、スーパー「松源」橋本店などで販売する。

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