学ぶ・知る

和歌山のレンタルスペースで「こどもDIY検定」 4歳から小学生対象

DIY検定で椅子のリメークを行った子どもたち

DIY検定で椅子のリメークを行った子どもたち

  • 22

  •  

 「こどもDIY検定」が9月3日、和歌山城近くのレンタルスペース「Box*0(ボックスゼロ)」(和歌山市六番丁)で行われた。

指定の道具の扱いを学ぶともらえるバッジ

[広告]

 4歳から小学生を対象にした同検定。6月4日に始まった。月1回「バッチ検定」で金づちやくぎ抜きなど、工具の扱いを学ぶ。そのほか、建築関連事業者へ社会科見学も行う。指定工具の扱いを修了した受講者向けに「本検定」を行う。4級から1級までのプログラムを用意し、4級では「動物箱庭」「フレンチメモボード」「ペンシルボックス」を製作する。

 当日は、5歳から10歳までの受講者4人が実技と学科試験を受けた。実技課題・椅子リメークでは、組み立てられたイスに接着剤で綿を貼り付け、タッカーや金づちなどを使い、布を貼った。完成したイスに座った受講者らは、満足げな表情を見せた。

 5歳の男子児童は「普段は紙やストローで工作している。物を作ることが楽しそうで参加した。イスに使った布は、大好きな動物の柄を選んだ」と笑顔を見せる。両親は「4歳から工具を扱う教室は初めて。幼い子どもも学べることが魅力。完成した作品は大切に飾っている」と話す。

 同スペース代表の岡本朋香さんは「6月から継続して来た受講者は、自分で考える力が付いてきた。道具を使いこなせるようになると『次、こうしよう』と、創造力が育ってくる。単発のイベントではなく、継続する検定にしてよかった。子どもたちが自分で生きていく力を身に付けられれば」と話す。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース