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かつらぎ町でカヌー選手・小林実央さんが成績報告会 五輪出場に意気込み

地元・かつらぎ町のクリスマス会に参加した小林実央選手

地元・かつらぎ町のクリスマス会に参加した小林実央選手

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 かつらぎ町出身のカヌースプリント競技選手・小林実央さんが12月17日、同町新城交流センター「水とみどりの美術館すぎのこ」(かつらぎ町新城)で2023年の成績報告会を行った。

かつらぎ町出身のカヌー選手・小林実央さんが使っているカヌー

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 カヌースプリントは、1~4人乗りで200~1000メートル を複数の舟が速さを競う競技。両端を翼状にした櫂(かい)とラダーと呼ばれるかじがあるカヤックを操るカヤック競技、片方のみ翼状の櫂とカナディアンカヌーを使ったカナディアン競技がある。

 小林選手は武庫川女子大学4年の22歳。6人姉妹の5女で、笠田中学校入学前からカヌーを始めた。神島高校に入学し、オリンピック出場を目指して練習に励み、2020年には全日本学生カヌースプリント選手権のカナディアン女子シングル200メートルとペア500メートルで優勝。2023年3月のカヌースプリント海外派遣選手最終選考会シニア女子シングル200メートルで1位、8月にドイツで開かれた世界選手権で準決勝7位、9月の日本選手権大会では女子シングル200メートル1位、500メートル2位、ペア200メートル1位など、さまざまな戦績を残している。

 同地域の住民らは、フリーマーケットを開催し、売り上げを支援金にするなど、小林選手を応援してきた。当日は地域住民らのクリスマス会に小林選手がゲストとして登場。成績報告を行い、感謝を伝えたほか、会場に実際に競技で使用したカヌーを展示した。

 小林選手は「来年3月に、オリンピックアジア予選の国内選考会に出場する。パリオリンピックとその次のロサンゼルスオリンピック出場を目指す。地元の皆さんにもぜひ応援してほしい」と話す。

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