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和歌山の温泉地で「巡湯帳」販売 「御湯印」コンプリートでマイスター認定

「巡湯帳」を手に温泉巡りを呼びかける「和歌女将(わかおかみ)」のメンバー

「巡湯帳」を手に温泉巡りを呼びかける「和歌女将(わかおかみ)」のメンバー

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 「わかやま12湯巡湯帳(じゅんとうちょう)」と「御湯印(おゆいん)」の販売が和歌山県内の温泉施設で始まり1カ月がたった。

わかやま12湯推進協議会が販売する「巡湯帳」と「御湯印」

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 温泉を観光資源として有効活用することや全国へ広く情報発信することなどを目的に2020年2月、和歌山県旅行業協会や和歌山県旅館ホテル生活衛生同業組合が中心となり発足した「わかやま12湯推進協議会」(和歌山市)が企画した。

 同協議会では2021年から「わかやま12湯サミット」を年1回開催している。同協議会が定めた12湯は、和歌山温泉郷(和歌山市)、龍神温泉郷(田辺市)、白浜・椿温泉(白浜町)、南紀勝浦温泉(那智勝浦町)など。

 環境省が発表する温泉利用状況によると、和歌山県内には504の源泉(2023年調べ)と47の温泉地がある。同協議会によれば「巡湯帳」企画は、女将(おかみ)らから「源泉数の多さを生かし、温泉地を巡るきっかけになるものがほしい」との提案から生まれた。

 「巡湯帳」は1冊2,200円。「御湯印(おゆいん)」(300円)は30種類。約40の加盟施設で入浴者にのみ販売する。全ての御湯印を集めた人は「わかやま巡湯帳マイスターカード」の発行を申請できる。

 同協議会会長の青木査稚子さんは「和歌山の温泉は、泉質も豊富で山、海、川など自然と共に楽しめる。たくさんの人が巡湯帳を手に、温泉を巡り、違いを楽しんでもらえたら。和歌山の温泉や御湯印の情報を発信し、地域に貢献できれば」と話す。

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