和歌山県産温州ミカン果汁を使った「和歌山みかんサワー」の販売が5月27日、全国の「イオン」「マックスバリュ」などイオングループ約3000店舗で始まった。販売はイオン(千葉市)。
白色とオレンジ色を基調にしたパッケージに一新した「和歌山みかんサワー」
同商品は産地を限定した「ご当地チューハイ」商品の一つで、販売は3回目。日本ソムリエ協会認定のマスターソムリエ・高野豊さんと共同開発した。
成分は、県産温州ミカン果汁が4パーセント、アルコール度数3パーセント。昨年のオレンジ色と黒色を基調としたパッケージから、白色とオレンジ色でまとめたデザインに刷新した。新パッケージには、ミカンを両手に持った和歌山県PRキャラクター「きいちゃん」をあしらい、高野さんのメッセージも添える。
和歌山県は企業との商品開発を通して県産食材をPRし、イメージアップとファン作りに取り組んでいる。「イオン」とは2月に包括連携協定を締結。県産品の販売促進や地産地消の推進に同じく取り組む。
高野さんは「和歌山のミカンは全国的に注目され、人気がある。コンテストや品評会でも評価が高い。昨年はミカンの出来がとても良かったので、ミカンらしい爽やかな酸味で味わい深く仕上がっている。手土産や贈り物にも使ってもらえれば」と話す。
価格は350ミリリットル=118円。販売数は1万5000ケースで36万本。