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和歌山で「吉宗ウィーク」 吉宗公将軍就任300周年、「城下町バル」も

紀州藩紀州徳川家の居城「和歌山城」

紀州藩紀州徳川家の居城「和歌山城」

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 和歌山城周辺で9月28日、「吉宗ウィーク」が始まる。

昨年の「和歌山城下・まちなか河岸 にぎわい横丁」の様子

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 和歌山市が徳川吉宗公将軍就任300年を記念して展開する同企画。

 吉宗公は1684(貞享元)年に紀州藩2代藩主・光貞の四男として生まれ、22歳で紀州藩5代目藩主に就任。1716(享保元)年9月28日に江戸幕府第8代将軍に就任し、火消し組合「いろは四十七組」の結成、目安箱の設置、小石川養成所設置、「公事方御定書」の制定などを行った。

 市では将軍就任日を前に吉宗ウィークをPRするプレイベントも行う。9月17日は吉宗公ゆかりの赤坂氷川神社(東京都港区)の例祭に、尾花正啓和歌山市長と紀州東照宮(和歌浦西2)の渡御行列一行が参加。同日開催のトークイベントでは尾花市長がドラマ「暴れん坊将軍」の松平健さんと対談した。22日は和歌山城に「出世大名家康くん」(浜松市)など全国各地のゆるキャラも祝いに駆け付けイベントを盛り上げる。

 期間中、市堀川沿いの京橋駐車場(和歌山市福町)と周辺遊歩道では、江戸時代に領内各地から運ばれた物資の荷揚げでにぎわった河岸(かし)をイメージした「和歌山城下・まちなか河岸 にぎわい横丁」を開き、川沿いではイルミネーション・ライトアップも行う。10月1日・2日は、街中の空き家・空き店舗を利用し、カフェや雑貨店が出店する「まちなかイロドリ」、和歌山城では約8000本の竹灯籠を使ったイルミネーション「竹燈夜」を開催する。

 市政策調整課の梅本定幸さんは「吉宗公の時代のにぎやかな城下町を再現したい。市民の協力もあり、南海電鉄和歌山市駅前での『市駅グリーングリーンプロジェクト2016』(9月15日~10月2日)や市街地での『第11回わかやま城下町バル』(10月1日)など、民間イベントもこの期間に合わせて開催する。官民一体となって吉宗将軍就任300周年をお祝いしたい」と意気込む。

 「吉宗公は有名だが、県外では紀州藩出身ということを知らない人もいると聞く。歴史街歩きイベントやアプリ配信を通じて和歌山市の魅力をPRする。吉宗公の城下町は歴史があり、自然や食文化も豊か。この機会に足を運んでほしい」とも。

 10月2日まで。

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