見る・遊ぶ

和歌山市・ぶらくり丁で「まなざしが変わる」アートイベント-「飛ばす」フライヤーで告知

紙飛行機にもなるアートイベント告知用「フライング・フライヤー」

紙飛行機にもなるアートイベント告知用「フライング・フライヤー」

  • 0

  •  

 ぶらくり丁の「匠町ギャラリー」(和歌山市匠町)で11月3日、「A look(アルック)まなざしが変わるアートイベント」が開催される。主催は、アーティスト支援を手掛ける有志団体「SoA(ソア)」。

研究者、アーティスト、映画俳優など、多方面で活動するハナムラチカヒロさん

[広告]

 立ち上げは2009年。これまで、ポストカードサイズのアート作品を500円で販売する「500円アートマーケット」などを行ってきた。ものの見方を変えることで発見や創造につなげたいとの思いから、今回のイベントを企画したという。

 ゲストに大阪府立大学21世紀科学研究機構准教授のハナムラチカヒロさんを迎え、トークイベント「まなざしのデザイン」を実施。スマートフォンを使って街中の顔に見える部分を撮影する「まなざしを変えるフォトワークショップ まちに潜むアイツをフェイスブックせよ。」、アーティストが表現について語り合う「アーティスト交流会 "A Meeting" わたしの視線」も同時開催する。

 SoA代表の小川貴央さんは「地方は東京などの都市に比べて人口が少なく、コンテンツが乏しいと思われがち。しかし、見る人の視線や意識が変われば、大きな価値を持つものに変化する。このイベントをきっかけに、『自分たちの町には何もない』と思い込んでしまっている人たちの意識を揺さぶりたい」と意気込む。

 イベント告知では、折り線に従うと紙飛行機になるチラシ「フライング・フライヤー」を配布している。説明書きに沿ってフライヤーを折り曲げると紙飛行機になり、実際に飛ばすことが可能。現在、文具とカフェの店「SWITCH(スイッチ)」やコワーキングスペース「コンセント」など、和歌山市内の飲食店を中心に設置している。

 フライヤーのデザインを担当した道上佳世子さんは「今回のイベント名『A look』は、英語では『まなざし』、日本語では『歩く』と、2つの意味を掛け合わせたもの。フライヤーでも一ひねり利かせたいと思った」と話す。

 開催時間は、ワークショップ(無料)=14時~、アーティスト交流会(1,000円)=15時~、ハナムラチカヒロさんのトークイベント(1,000円)=18時~。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース