和歌山市が4月27日、魅力発信プロモーションプロジェクト「わかおしっ」を始動した。
市は認知度向上を目指し、2025年に加太や和歌山城など市内の地域やランドマークを擬人化した6種類のキャラクター広告「和歌山市子」シリーズを制作。新大阪駅で駅広告を展開したところ、市民からファンアートが届いたり、事業者からグッズ製作の提案があったりと多方面から注目を集め、改めて公式キャラクター化を企画した。プロジェクトでは、同キャラクターを活用した情報発信やコンテンツ作りを行い、キャラクターを通した市の認知度向上と愛着形成を目指す。
キャラクターは、地元在住のイラストレーターに依頼し、広告時の意図を継承しながらより個性が光るよう全身像を新たに作成した。市子は、和歌山市民憲章制定日の11月3日を誕生日に定め、年齢設定は25歳。身長は158センチ。手にはプロモーションアイテムとして、和歌山の未来を守る朱塗りの六尺棒を持たせた。同シリーズキャラクター「和歌山城子」と姉妹の設定。「山東竹ノ子」や「雑賀崎海老子」などほかのキャラクターも同様に、誕生日や年齢、身長、アイテムを設定した。
新たにキャラクターが登場する世界観を伝えるため、実話と架空の物語が緩やかにつながる物語も創作。キャラクター広告で注目を集めたものの、次の一手が決められない「和歌山市シティプロモーション課」に国から「地方創生特命参事」が派遣される。参事の導きで同課職員たちが市子ら6人に変身し、シティープロモーションに奔走する物語。
同課の辻本真生さんは「AIだけに頼らず、人の手が加わることで指先や髪の毛の流れまで細かく調整できて、キャラクターたちの個性がはっきりしてきた。今後、裏設定も公開していくので、楽しみにしていてほしい」と話す。「これから市報や広報番組で各地を紹介し、県外のアニメコンテンツが集まるイベントにも参加していく。二次創作ガイドラインなどを整備するので、皆さんに活用してもらい、広めてもらえれば。長く愛され、和歌山市を好きになるきっかけになったらうれしい」とも。
和歌山市シティプロモーション課のXを中心にキャラクターを紹介していく。