JA岩出支所の敷地内に11月23日、農産物直売所「OINACITY(おいなシティ)」(岩出市荊本20、TEL 0736-62-8313)がオープンした。運営はJA紀の里(紀の川市上野12)。
同店は今月4日に延べ来店客数が1000万人を突破した「JA紀の里ファーマーズマーケット めっけもん広場」(紀の川市)の姉妹店。岩出市や紀の川市で栽培・収穫された野菜や果物を中心に販売する。JAの婦人部が中心となり、店内で旬の野菜を調理・販売する総菜コーナーがあるのも特徴。
店名の由来は、和歌山の方言で「いらっしゃい」という意味の「おいなあよ」。建物の外観は洋風で、多くの木材を使った造りになっている。店舗面積は340平方メートル、駐車場は110台分。
店長の山田秀樹さんは「めっけもん広場は遠方からのお客さんが中心となっているが、おいなシティは近隣のファミリーに来てもらいたいと思っている。そのため、めっけもん広場にはない『試食コーナー』を常設し、総菜を店内で調理する設備も作った」と2店舗の違いについて語る。
総菜は「筑前(ちくぜん)煮」(180円)、「酢豚」(350円)、「ポテトサラダ」(180円)など(価格は変動する可能性あり)。試食コーナーには、紀の川市産の「滝本さんの富有柿」や「森さんの人参」、近隣店舗が製造した「紫陽花豆腐」なども。
オープン初日の来店者数(レジを通過した客数)は1803人。今後の展望について山田店長は「晩御飯の買い出しにちょっと行ってみようと近所の方が思ってくれて、地元産の旬の野菜や味覚に興味を持ってくれるとうれしい」と意気込む。
営業時間は9時~18時30分。毎月第1水曜定休。