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和歌山城外堀の市堀川でイルミネーション 川沿いで江戸時代風屋台も

市堀川両岸にきらめくイルミネーション

市堀川両岸にきらめくイルミネーション

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 和歌山城近くの京橋プロムナード(和歌山市京橋)など周辺で9月1日、市堀川イルミネーションが始まった。主催は和歌山市。

市堀川遊歩道から見た様子

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 同イルミネーションは国体を盛り上げるイベントの一環。江戸時代に城下町として栄えた京橋プロムナード周辺や市堀川両岸の総距離600メートルに、LED約5万球を取り付けた。

 市堀川は1586(天正14)年に築城された和歌山城の外堀にあたる。当時の同川は領内各地から城下町に運ばれた物資を満載した船が往来していた。現在は駐車場となっている河岸(かし)から運ばれた物資を荷揚げし、近くの万市場(よろずいちば)に運んでいたという。京橋は同川にかかり城内と城外の境界となっていた。

 商工振興課の國生さんは「市堀川周辺でのイベントは職員のアイデアで昨年度から話が出ていた。歴史もあり、この数年リノベーションという新しい動きがあり注目していた」と話す。「県外の人に見てもらいたいが、市民にも街の魅力を再発見してほしい。現在のところ、反響は上々。市民から遊歩道の17時以降開放の要望も出ており、検討している」とも。

 25日から10月1日には、京橋駐車場と遊歩道で「まちなか河岸にぎわい横丁」が開催される。江戸時代の長屋風のテントを設置し、和歌山ラーメンや近大マグロ、サザエ等の浜焼き、ジビエ料理、地酒、グリーンソフトなど約20~30店舗が出店するという。

 川沿いの遊歩道を歩いていた和歌山市在住の親子は「友人に聞いて見に来た。久しぶりに川沿いを歩いたが、涼しい風が吹いて気持ち良い。子どもたちも喜んでいる」と笑顔を見せる。

 開催時間は17時~23時。10月1日まで。

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