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和歌山・紀三井寺のなぐさファームが「柿ジャム」販売 冬にかけて「みかんジャム」も

早生柿を使った柿ジャム

早生柿を使った柿ジャム

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 JR紀三井寺駅近くのジャム工房「なぐさファーム」(和歌山市紀三井寺、TEL090-5090-2025)で10月、「早生柿」や「早生みかん」を使ったジャムの販売が始まった。

みずみずしい果肉をたっぷり使ったという「マーマレード」

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 食品添加物を使わず、和歌山県産の天然素材にこだわった手作りジャムの製造・販売を手掛ける同店。果物のジャムは本来の風味を崩さないよう果肉をたっぷりと使っているという。

 店主の本郷仁視さんは「名草山のふもとで祖父が育てた甘夏を使いジャムを作った所、好評だった。もっと多くの人に食べてもらいたい、和歌山の果物を知ってもらいたいと思ったのが開業のきっかけ」と話す。

 商品ラインアップは、「みかんジャム」「みかん&りんごジャム」「みかん&梅ジャム」「柿ジャム」「マーマレード(各種)」「季節の果物を使ったジャム」(以上、90グラム=380円、150グラム=550円)など。

 早生柿は橋本市産。「柿ジャム」は10月下旬が出荷のピークという。「カキの食感と甘みを楽しんでもらおうと、果肉を細切りにしてジャムにしている」と本郷さん。

 ジャムに使うミカンは、本郷さんの実家(有田市)で採れたもの。ミカンを丸ごとフードプロセッサーで荒くつぶし、水飴ときび砂糖を加えてジャムにする。現在は「極早生みかん」を使っているが、これから始まるミカンの収穫シーズンに合わせて生産や販売もピークを迎えるという。

 「みかんジャム」は、ミカンのみのプレーンタイプのほか、リンゴや梅を加えたジャム、袋だけ取ったミカンの果肉を水飴・きび砂糖で煮詰め、香りづけにミカンの皮を加えたマーマレードも商品化している。

 本郷さんは「複数の果物を混ぜるとどうなるのか、いろいろ試してきた。おいしいかどうか、風味はどうなるかなど、まるで理科の実験のよう」とほほ笑む。

 営業時間は10時~17時。

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