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和歌山・紀の川市の「あら川の桃」がグミに 関西限定、航空会社とコラボも

「コロロPeach」をPRする紀の川市役所の職員達

「コロロPeach」をPRする紀の川市役所の職員達

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 紀の川市特産品の「あら川の桃」のピューレを使ったグミ菓子「コロロPeach」の販売が1月28日、関西地区限定で始まった。製造は「UHA(ユーハ)味覚糖」(大阪市)。

「あら川の桃」ピューレを使用した「コロロPeach」

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 同社が紀の川市と航空会社「Peach Aviation(ピーチアビエーション)」(大阪府)とコラボレーションして開発した商品。同市は2012年から桃の販売促進のため、「JA紀の里」(上野)と共同で各地域からピーチアビエーションの特定の便を利用した搭乗客に桃を無料配布するなどのプロモーションを展開する。

 ピーチアビエーション広報の長谷川遥さんは「紀の川市のモモ畑は、花が咲くと『桃源郷』と呼ばれ、中国、台湾、香港の訪日観光客を中心に多くの人が足を運んでいる。アジアでは桃は縁起が良いものとされ、『長寿』や『繁栄』の意味がある。『アジアのかけ橋』を目指し、各社と連携して関西を盛り上げ、地方創生につなげたい」と意気込む。

 「あら川の桃」は、紀の川流域の水はけの良い土壌と温暖な気候で栽培する同市の特産品。和歌山県の桃の生産量は全国4位で、県内では同市での生産量が全体の約75%を占める。

 ユーハ味覚糖の島村明希さんは「あら川の桃の果汁や風味を生かす菓子として、コロロに白羽の矢が立った。今回のコラボをきっかけに、今後も紀の川市と連携していければ」と話す。

 同市役所企画部の峰田妃芙美さんは「紀の川市は一年を通じて桃やイチジク、柿、ハッサク、キウイ、イチゴなどのフルーツの生産が盛ん。市のコンセプトは『住いも甘いも紀の川市』。小・中学校の給食では、月に1回旬の果物を使ったメニューが出る。1人でも多くの方に、紀の川市の魅力を知ってもらいたい」と話す。

 価格は40グラム入り=130円。販売は関西エリアの一部のスーパーやドラッグストア、ピーチアビエーション機内などで販売する。

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