和歌山のパン店「パン工房カワ」全店舗で現在、季節限定商品「フレッシュ苺(イチゴ)の生クリームサンド」を販売している。経営は「カワ」(有田郡湯浅町湯浅)。
1月~3月の日曜限定で販売する同商品。価格は1個210円(税別)。手のひらサイズのパンに、ホイップクリーム、自家製イチゴジャムを挟んだ「生クリームサンド」に生イチゴ2粒を追加した。昨年は3カ月の販売期間で、5万9000個以上を売り上げたという。
パンと洋菓子を扱う「欧風菓子カワ」として1981(昭和56)年に創業した同店。当時ケーキが高価だったことから、1982(昭和57)年に川良弘社長が、イチゴのショートケーキを気軽に食べられるようにと、ケーキ作りで余ったホイップクリームとジャムを合わせ開発した。ケーキに合わせる飲み物から着想し、パン生地にドリップしたコーヒーを配合する。川社長が、フランスで食べたキイチゴジャムを包んだコーヒー入りのチョコレートの味がヒントになっているという。
同社企画室の川ともりさんは「生クリームサンドをもっとおいしくする企画で誕生した。スタッフが『本当のイチゴのショートケーキを食べているよう』と言う、パン屋さんのパン好きが考えた商品。パンはコーヒーの香りがするので、コーヒーとイチゴのショートケーキの味を1つでパクパクと気軽に楽しんでほしい」と話す。
営業時間は9時~20時。