アドベンチャーワールド(西牟婁郡白浜町堅田、TEL 0570-06-4481)を経営する「アワーズ」(同)が2月13日、みさき公園(大阪府岬町)の動物の譲り受けを発表した。
アドベンチャーワールド入場口(3月15日まで新型コロナウィルス感染症感染拡大防止のため休園)
みさき公園を運営する南海電鉄は2019年3月、2020年3月31日をもって同園運営事業から撤退することを発表。岬町と協議のうえ、動物園やイルカショーを中心とした総合遊園地としての同園存続を目指してきたが実現に至らず、3月31日で63年の歴史に幕を閉じる。
アワーズは、2019年夏ごろから南海電鉄と協議を続け、「動物をパートナーとしスマイルを創造する企業」として、みさき公園の動物たちの未来にもできる限り力になりたいと協力を決めたという。
すでに移転先が決定または協議中の動物を除く全ての動物は4月1日付けで南海電鉄から同社へ譲渡され、2021年3月末までに全ての動物をみさき公園から移転する予定。
アワーズ広報担当の長谷川穂波さんは「みさき公園で地域の皆さまに長年愛されてきた大切な動物が安心して暮らせる未来に、責任を持って取り組んでいきたい」と話す。