「雑賀崎シーパーク」(和歌山市田野)が7月6日、雑賀崎港近くにオープンした。経営は雑賀崎漁業協同組合。
2018(平成30)年の台風被害で休園が続く和歌山市営「親子つりパーク」に代わり、同漁協が市と国の補助を受け、桟橋を新調し海上釣り堀を整備した。
岸壁近くに浮かべたいけすにタイ、シマアジ、ハマチ、カンパチなどを放流。釣り放題コースと1時間または2尾までの「ちょい釣り」コースを用意する。貸しさおと餌、発泡スチロール、氷、椅子などのセットも用意し、来場者は手ぶらで釣りを楽しめる。
オープン初日は雨の中、20人が来場し満員。17匹の魚を釣り上げる人もいたという。
組合長の浜田光男さんは「たくさん釣れたと喜んでもらえてよかった。何も釣れなくてもタイ2尾の『ボウズ補償』もあるので子ども連れでも安心して楽しんでほしい」と話す。「雑賀崎は日本の『アマルフィ』と呼ばれる景観が自慢。海上から雑賀崎の街並みや景色、行き交う船を眺めながら釣りを楽しんでもらえれば」とも。
営業時間は8時~12時30分。料金は、中学生以上の男性=1万1,000円、女性・小学生以下=5,500円、見学=1,100円。ちょい釣りは9時~13時30分、3,300円。