JR和歌山線と沿線の魅力をPRする川柳「わかやませんりゅう」の募集が9月1日、始まった。主催は和歌山線活性化検討委員会。
和歌山線沿線の自治体と和歌山県、JR西日本和歌山支社が一体となり、地域活性化を図る同委員会。コロナ禍でイベントが開けない中、少しでも和歌山線を知ってもらい、たくさんの人に参加してもらおうと企画した。
通勤・通学時の風景や同線マスコットキャラクター「わっふる」「にーな」、新型車両導入、ICOCAエリア拡大など、同線への思いを表現した川柳をメールや郵送、ファクスで募集する。
同委員会メンバーが審査し、入選作品に和歌山県と沿線5市町の特産品を進呈するほか、最優秀と優秀作品は、県立那賀高校放送部の生徒たちが読み上げ、同線駅の構内放送で紹介する。
橋本市政策企画課の桜井大智さんは「通勤・通学時に眺めている風景から川柳を考えるのもよいし、川柳のために和歌山線で小旅行するのもよいのでは。『マイクロツーリズム』で地域を見直す機会になれば」と期待を寄せる。
JR西日本和歌山支社総務企画課の下村明さんは「昨年導入した新型車両227系は換気システムがしっかりしているので、安心して乗車いただける。和歌山線に関わる人や思いのある人からのエントリーも受け付ける。駅の構内で川柳が流れるのは珍しいので、作品が放送されたら、また和歌山線に乗車してもらえれば」と話す。
募集期間は10月31日まで。