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和歌山・白浜に「川久ミュージアム」 「ホテル川久」1・2階に美術品を展示

天井に金ぱくを施し、床にモザイクタイルを使ったロビー

天井に金ぱくを施し、床にモザイクタイルを使ったロビー

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 「ホテル川久」(西牟婁郡白浜町、TEL 0739-42-2662)内に美術館「川久ミュージアム」がオープンし3カ月がたった。経営は「Karakami HOTELS & RESORTS」(北海道)。

世界の技術が集結した「ホテル川久」外観

 同ホテルは、日本や世界各国のアーティストと職人たちに施工を依頼し、1989(平成元)年から約2年をかけ建設。ミュージアムは1~2階部分に同ホテルが所蔵する古美術や絵画を展示する。

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 ホテルの外装には、北京の紫禁城と同じ瑠璃瓦を47万枚使い、外壁には73種類140万ピースのレンガを使う。ウサギのブロンズ像2体は彫刻家バリー・フラナガンの作品で、幅6メートル、高さ5メートルに及ぶ。

 1階ロビーの床に使うローマンモザイクタイルは、イタリアのモザイク職人たちが1枚ずつ手作業で製作した。24本の柱は、左官職人の久住章さんがドイツで習得した技法「シュトックマルモ」で仕上げている。ロビーを美しく照らす22.5金の金ぱく天井は、金ぱく職人のロベール・ゴアールが5センチ四方の金ぱくを手作業で張り付けた。

 陶芸家の加藤元男制作の陶板を使った2階通路の壁面には、横山大観や平山郁夫、サルバドール・ダリなどの絵画を並べる。和宴会場には日本画家・中尾淳が手掛けた舞妓(まいこ)画を飾り、洋宴会場の天井にはジョルジオ・チェリベルティによる「愛と自由と平和」をテーマにした絵を描く。照明デザイナーのインゴ・マウラーが設計した一室には、ヘンリー・ムーアの「母と子」の絵画を展示する。

 同ホテル総支配人の川地由人さんは「ミュージアムをきっかけに当ホテルを訪れる人が増え、『初めて建物内を見た』『今度は宿泊したい』などたくさんの反響をいただいている。建設に関わった人たちの情熱や技術を、後世に伝えていきたい」と話す。

 開館時間は10時30分~18時。料金は、一般=1,000円、高校生・大学生= 800円、中学生以下・ 障害者手帳持参者(付き添い1人を含む)・同ホテル宿泊客は無料。

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