和歌山県産のブドウサンショウを使う「亀田の柿の種 山椒(さんしょう)味」の販売が5月17日、全国のコンビニエンスストアなどで始まった。
和歌山県が推進する県産ブランドの価値向上と県産食材の認知度向上の一環で生まれたコラボ商品。同県のサンショウ生産量は全国1位で、全国シェア約6割を占める。ブドウサンショウは有田川町を中心に生産されるサンショウの品種。ブドウの房のように集まり緑色の実を結ぶ。有田川町遠井(とい)地区が発祥の地とされる。
同商品は、発売から55年を迎えた米菓「亀田の柿の種」の風味付けに粉末にしたブドウサンショウを使うもの。2013(平成25)年に47都道府県の特産品から最も相性が良い風味付けを決めてもらうオンライン投票でも1位に選ばれている。今回は、山椒味として期間限定で販売。パッケージには「和歌山県共同開発商品PR」マークをあしらう。
亀田製菓(新潟市)の藤崎舞子さんは「和の辛味は柿の種と相性が良く、山椒味は人気がある。ピリッとした辛味がおやつやつまみにぴったり」と話す。「現在、家飲み需要でつまみ系商品の売れ行きが好調。今回はコンビニ向けの手に取りやすいサイズなので、気軽に食べてほしい」とも。
50グラム入り。価格は100円前後。販売は7月下旬まで。