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和歌山・海南の「とれたて広場」で柿の販売開始 「中谷早生」など中心に

和歌山県産の柿を手にする店長の樋瀬さん

和歌山県産の柿を手にする店長の樋瀬さん

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 今年収穫した柿が現在、海南市の産直市場「JAながみね とれたて広場」(海南市重根西、TEL 073-487-0900)で販売されている。

家庭用に袋詰めされた柿

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 和歌山県は日本一の柿の生産量を誇り、令和2年度は4万500トンを生産。樋瀬貴哉店長によれば、今年は8月の長雨により不作が予想されているという。

 同店に並ぶ柿は、旧美里町(現紀美野町)周辺のものが多い。柿の出荷は9月10日ごろから始まり、現在は「中谷早生(わせ)」が店頭に並ぶ。これから「堀内早生」「刀根早生」「平核無(ひらたねなし)」「松本早生富有(ふゆう)」「富有」と品種を変えながら12月下旬まで販売を続ける。

 家庭用は1キロ250円~350円程度、化粧箱入りの贈答用は5キロ3,000円前後。贈答用は彼岸の供物やお歳暮などに需要があるという。

 樋瀬店長は「当店はJA直営なので、珍しい種類の柿も並ぶ。9月末から10月にかけて出回る『太秋(たいしゅう)』は、生産量は少ないが、シャキシャキしたみずみずしい食感と濃厚な柿の風味でとてもおいしい。その太秋を親にした和歌山のオリジナル品種『紀州てまり』もお薦め」と話す。「柿は栄養価が高く、昔から『柿が赤くなると医者が青くなる』と言われる。海南・紀美野の特産品の一つなので、味わってほしい」とも。

 家庭用の柿を2袋購入した和歌山市の女性客は「柿が出ていたので早速買った。硬い食感の柿が好きなので、熟れ頃を吟味して食べたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は9時~17時。水曜定休。

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