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和歌山市民図書館の新移動図書館車が愛称募集 前任パンダ号の後継車両

イラストレーターユニット・ロシトロカが手掛けたイラストでラッピングされた新車両

イラストレーターユニット・ロシトロカが手掛けたイラストでラッピングされた新車両

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 和歌山市民図書館(和歌山市屏風丁、TEL 073-432-0010)が現在、新しい移動図書館車の愛称を募集している。

2021年5月31日に運行終了した「パンダ号」

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 移動図書館は同館のサービスの一環で、図書館を身近に利用してもらうことを目的に実施する。2020年度の利用人数は1万3548人で、貸出冊数は6万8365冊。現在は新車両と「くすのき号」の2台が市内35カ所を巡回する。

 新車両の巡回は、2002(平成14)年から運行していた前車両「パンダ号」の運行終了に伴い6月1日、スタート。1.4トン車をベースにした新車両が積載できる書籍の冊数は約1500冊。主に児童書や大人向けの小説、実用書などをそろえる。旧車両と比較すると積載冊数は半分程度になったが、長年にわたり移動図書館業務に関わる職員が利用ニーズに合わせて選書しているという。

 新車両のイラストやデザインは「和歌山市民図書館にいる動物たちが世界中から集めてきた物語や知識を伝えるために市民の皆さんに会いに行く」というコンセプトで、和歌山で活動するイラストレーターユニット・ロシトロカが手掛けた。

 司書の岩田康秀さんは「巡回場所でチラシを配布するなどして告知し、愛称を募っている。移動図書館は利用者の生活圏内へ出向き、コミュニケーションが取れる貴重な機会。親しんでもらえる名前を付けてもらい、利用を促進できれば」と話す。

 応募は、巡回時に配布する投票用紙に記入。巡回場所の投票箱か同館4階カウンターで受け付ける。採用者には「和歌山市民図書館特製しおり」と感謝状を贈る。

 10月12日まで。結果は11月6日、同館ホームページで発表する。

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