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和歌山の酒造「中野BC」が生原酒出荷 後味すっきり辛口の仕上がり

搾りたての生原酒(11月11日撮影)

搾りたての生原酒(11月11日撮影)

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 純米酒「紀伊国屋文左衛門」生原酒の出荷が11月19日、酒造会社「中野BC」(海南市藤白、TEL 073-482-1234)で始まった。

蛇の目ぐい飲みに注いだ純米酒「紀伊国屋文左衛門」生原酒

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 同酒は、原料に富山県産「五百万石」の新米のみを使う。アルコール度数は18度。10月19日から仕込みを行い、約3週間発酵させた後、11月11日に初搾りを行った。火入れと加水を行わない生原酒として、約5000リットルを瓶詰めし、全国の酒店、百貨店などに出荷する。

 同社は2006(平成18)年度の仕込み分から、機械による大量生産から杜氏(とうじ)や蔵人(くらびと)による少量の手仕込みの伝統手法に製造方法を変更。同銘柄は伝統手法による第1弾で、江戸時代の地元豪商にちなんで名付けた。

 蔵人の山下秀樹さんは「今年の生原酒は酸味があり芳醇(ほうじゅん)な味わい。後味すっきりの辛口で酒単体でも楽しめる」と話す。「しっかりした味に仕上がったので、冷やはもちろんぬるかんもお薦め。水炊きなどポン酢で食べるような鍋料理がよく合うので、これから寒くなる季節にはぴったり」とも。

 価格は720ミリリットル入り=1,320円、1.8リットル入り=2,640円。

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