「北吉田 蓮(はす)の郷(さと)」(御坊市藤田町)で現在、「はすまつり+(プラス)マルシェ」が行われている。主催はNPO法人「北吉田 蓮の郷」。
全体の1割程度が開花した「北吉田 蓮の郷」のハス池(11日撮影)
同イベントでは「舞妃蓮(まいひれん)」など50種以上のハスが見られるほか、ハスを鉢で販売する。昨年は約7500人が来場した。今年は初の試みとして期間中、キッチンカーやテントでの物販を行う。近隣店舗のほか、和歌山市や田辺市からもパン店やコーヒー店など最大13店が出店する。
舞妃蓮は御坊市出身のハス研究家・阪本祐二さんが大賀ハスと王子ハスを掛け合わせて作った品種。1968(昭和43)年、皇室に献上する際に、花の閉じる姿が舞うように優雅であることから名付けた。花の見頃は6月中旬から7月上旬。今年の開花は例年よりやや遅く、11日に全体の1割程度が開花した。花の寿命は開花から4日ほど。
18日は19時から、琴の演奏と雅楽の披露、道成寺(日高川町鐘巻)の小野俊成院主が仏教とハスに関する法話を行う「古典芸能の夕べ」を開催する。参加無料。
理事長の佐竹成公さんは「気温が上がれば15日ごろに一気に開花しそうだ。特に午前中が見頃。今月末までは花が見られる。ハスは仏教のイメージが強いが、一般的な花としても親しんでほしい」と話す。
開催時間は9時~15時。入場無料。期間中、チラシ持参で道成寺の拝観料が無料になる。開花状況やマルシェの出店店舗はインスタグラムで発信する。6月30日まで。