「ありだがわみかんパフェコレクション2022」が12月9日、有田川町のカフェ5店で始まった。
同イベントは今年で2回目。ミカンの収穫最盛期に「有田みかん」を広くPRし、実際に食べてもらおうと町産業課が企画した。賛同する町内のカフェ5店と生産者が協力し、開催する。参加店は、「ORANGE CAFE(オレンジカフェ)」(下津野) 、「 cafeいのくち30番地」 (井口)、「GOLDEN RIVER(ゴールデンリバー)」(長田)、「THIRD CAFE(サードカフェ)」(徳田)、「ナチュラルガーデン」(水尻)。
同町は県内最大規模の「有田みかん」の産地。栽培する品種は「興津早生(わせ)」や「宮川早生」のほか、同町田口の農家・田口耕作さんが見つけた「田口早生」など。2021年に、有田地域のミカン栽培が「みかん栽培の礎を築いた有田みかんシステム」として農林水産大臣が認定する「日本農業遺産」に登録された。
「ナチュラルファーム岩八園」(小川)の岩本功平さんは「今年のミカンは開花が早く、着果も多い。水を減らしたい7月下旬から8月中旬まで雨が少なく、9月以降も高温多湿で栽培にはおおむね適した気候で、例年に比べて糖度が高い」と話す。
同園のミカンを使ったパフェを提供するサードカフェの栗栖奈央子さんは「ミカンにまろやかな酸味のヨーグルトとコクのあるベイクドチーズを合わせた。旬の『有田みかん』の濃い味、ジューシーさを生かし、ボリュームの割に軽い口当たりで最後までおいしく食べられる」と話す。「産地ならではの旬のおいしさを感じてもらえれば」とも。
1月9日まで。