菓子店「おはぎとあんスイーツ彩~irodori~」(岩出市中黒、TEL 0736-67-6288)が岩出市立山崎小学校近くにオープンして1カ月がたった。
店主の前田大介さんは、経営学を専攻した大学生時代に「誕生日など祝い事でおはぎを作ってくれた祖母のレシピを受け継ぎたい」と起業を決意。あんの絞り方を独学で身に付け、開店に至った。
販売するおはぎは定番のつぶあん(180円)、きなこ、黒ゴマ(以上190円)のほか、さまざまな花の形にあんを絞った、ココナツチョコ(220円)、抹茶(250円)、チョコバニラ(280円)、キャラメル(250円)など30種類のフレーバーのおはぎを週替わりで提供する。5個以上は、わっぱに入れ、購入者が選んだマスキングテープで包装する。
前田さんは「つぶあんのレシピは祖母がそのまた祖母(高祖母)から受け継いだと聞いている。オープン以降、『おいしかったから、また来たよ』と、明治時代の高祖母から引き継いだ味を評価してくれるリピーターもいてうれしい」と話す。「凝ったデザインのおはぎは土産に利用してくれる人も多く、和歌山のおはぎといえば『彩』、と言われる店を目指したい」と意気込む。
営業時間は11時~17時(売り切れ次第終了)。水曜・木曜定休。