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和歌山駅近くに24時間営業の音楽スタジオ 地元ミュージシャンと立ち上げ

UOスタジオでギターを弾くTERUさん(左)とドラムを叩く阪本社長

UOスタジオでギターを弾くTERUさん(左)とドラムを叩く阪本社長

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 JR和歌山駅近くのカラオケ店「LUCKY BOB(ラッキーボブ)」1階にリハーサルスタジオ「Sound Studio UO(サウンドスタジオウーオ)」(和歌山市太田1)がオープンして2カ月が経った。経営は、焼肉店やゲームセンターを展開する「友進」(南出島)。

1階にカレーショップと居酒屋がテナント入居するカラオケ店「ラッキーボブ」外観

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 居酒屋「金の蔵Jr.」とカレーショップ「バラ」が並ぶ同店1階の一角にあったプリクラスペースを改装した同スタジオ。

 会計受付をカラオケ店と共用することで24時間営業する。スタジオは、5坪の「BOBスタジオ」と6坪の「UOスタジオ」の2部屋。ドラムセット、ギターアンプ2台、ベースアンプ、キーボード、マイク、譜面台などを備え、機材の持ち込みにも対応する。

 利用客はカラオケ店のドリンクバーが使えるほか、「バラ」のプレーンカレー(通常540円)を100円で食べられるサービスが付く。

 きっかけは、バンド「Marble Berry(マーブルベリー)」のリーダー&ギタリストで元プロミュージシャンのTERUさんからの提案だったという。社長の坂本善寛さんは「TERUさんから『リハーサルスタジオを作ろう』というお誘いの電話をいただいた。音楽の知識はなかったが、TERUさんが協力を申し出てくれたので思い切って挑戦した」と話す。

 TERUさんは現在、和歌山市でダイニングバー「UO(ウーオ)」(北新4)を経営している。「和歌山には現在、4000近いバンドがあるが、本格的なスタジオは少なく、練習する場所を探している人は多い。駅前で24時間営業、カレーまで安く食べられるので、大阪からの利用客も見込んでいる」と話す。

 料金は会員制で、入会金300円、年会費500円。BOBスタジオ(2時間)は、3人=3,900円、4人=4,300円、5人=4,700円。より機材が充実したUOスタジオ(2時間)は、3人=4,600円、4人=5,000円、5人=5,400円。駐車場はカラオケ店と共用で64台分を用意する。

 阪本さんは「スタジオを経営するなら楽器の1つでも覚えようとドラムの練習を始めた。新しいチャレンジは楽しいもの」と得意のスティックさばきを披露する。「将来、ここからプロミュージシャンが育ってくれたらうれしい」と期待を寄せる。

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