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和歌山・伏虎中学校で「第3回未来スクール」 子ども350人が職業体験

職業体験授業の様子

職業体験授業の様子

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 和歌山市立伏虎中学校(和歌山市七番丁)で12月4日、キャリア教育イベント「第3回未来スクール」が開かれた。主催は和歌山県専修学校各種学校協会(駿河町)。

当日参加可能なブースで「巨大ジェンガ」を作る様子

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 同スクールは「和歌山のプロフェッショナルと話す・考える・体感する」をコンセプトに、地元企業や学校、保護者などが連携して子どもたちに「働くこと・暮らすこと」を楽しく伝える体験型キャリアプログラム。

 3回目を迎えた今年は前回の2倍近い350人が参加。受け付け開始日に定員に達する教室が続出したという。

 体験できる職業は医師、デザイナー、美容師、スタイリスト、新聞記者、会計士、建築士、書籍販売員など。今回から公務員、家具職人が加わり全21種類となった。当日参加できるコーナーには、和歌山大学を中心とする学生グループ「遊び場作りプロジェクト」の「空間デザイナー体験」や、桐蔭高校のロボットプログラミングチームによる「缶サット甲子園」が出展した。

 当日は受付開始から行列ができ、人があふれる一幕もあった。授業のほか、専門学校ブースにも多くの人が集まり、「IBW美容専門学校」(南汀丁)ブースでは、急きょ整理券を配布するほどの盛況ぶりを見せた。

 尾花正啓市長も視察に訪れ「これからも続けてほしい」と実行委員に声をかけたという。

 実行委員の山本理恵さんは「参加した子どもからは『和歌山にこんなにたくさんの職業があったなんて知らなかった』と言ってもらえた。保護者からも『大人のやる気が子どもの目を輝かせていることに感動した』とうれしい声があった。子ども達には和歌山の将来に希望を持ってほしい」と話す。

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