和歌山・九度山に道の駅「柿の郷 くどやま」-初日は6000人でにぎわう

「柿の郷 くどやま」の外観

「柿の郷 くどやま」の外観

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 和歌山・九度山町の営林署跡地に4月26日、道の駅「柿の郷 くどやま」(九度山町入郷、TEL 0736-54-9966)がオープンした。県内では27カ所目。

「柿の郷 くどやま」で振る舞われた「真田そば」に並ぶ列

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 京奈和自動車道の高野口ICから南へ車で10分ほどの紀ノ川沿い、ちょうど丹生川が合流する地点。丹生川の河川敷ではこの時期、「こいのぼりの丹生川渡し」が行われている。

 敷地は約9500平方メートルで、約1300平方メートルの建物と芝生の広場、大型遊具などがある。駐車場は125台分を用意。

 広場は「真田まつり」の会場をはじめ、観光客と地元住民が触れ合えるイベントで使われる予定だという。テナントには「産直市場よってって 道の駅くどやま店」とベーカリーカフェ「パーシモン」が出店し、世界遺産の情報が得られる観光案内コーナーも設置する。

 オープン初日にはテープカットが行われ、みそ汁とそばが無料で振る舞われた。九度山町役場の発表によると、約6000人の人出があったという。同町の人口は2014年3月末時点で4757人。1日でそれを上回る人が訪れたことになる。

 九度山町役場・企画公室の増井浩室長は、道の駅設置の経緯について、「営林署の跡地を有効活用しようというところから計画が始まった。京阪神を中心とした観光客の立ち寄りを見込むだけでなく、町民の生活支援や防災拠点としての意味合いもある場所にしようと計画を進めてきた」と話す。「今まで町内にスーパーがなく、車に乗れない高齢者はとても苦労していた。テナントの『よってって』内には農産物や土産物以外に生活用品の取り扱いもあり、買い物が少しでも楽になるのでは」とも。

 産直市場の営業時間は9時~18時30分。5月4日・5日の「真田まつり」は、道の駅「柿の郷 くどやま」を中心に開催される。

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