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和歌山城で地元食材を使ったグルメ対決-アシアカエビ料理が200円

和歌山県調理師会のメニュー「足赤海老のグラチネ湯浅の金山寺みそ風味フリコ添え」

和歌山県調理師会のメニュー「足赤海老のグラチネ湯浅の金山寺みそ風味フリコ添え」

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 和歌山城・砂の丸広場(和歌山市一番丁)で11月24日、「食祭WAKAYAMA」が開催される。主催は、和歌山市観光課を中心とする「和歌山市“食”のイベント実行委員会事務局」(TEL 073-435-1234)。

昨年の覇者「さざえの鷹の巣焼き」も会場で味わえる

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 和歌山ラーメン、すし、郷土料理など「和歌山のうまいもん」を集める同イベントは今年で11回目。市観光課の畑口陽司さんは「好天に恵まれた昨年の参加者は6万5000人。県外からの参加者からも好評を博している」と話す。「ちょうど今週、紅葉も色づき始めたので、ちょうど見頃を迎えるのでは」とも。

 目玉は「和歌山グルメ対決」。市内の観光協会や調理師会など5つの団体が地元食材を使ったメニューを提供し、審査によって「味匠(たくみ)」を選ぶ。

 今年のラインアップは紀三井寺観光協会の「和歌山の海と大地が育んだはやしの柿の葉寿司と梅卵吸い物」、和歌山ホテル協議会の「周参見産の猪豚を南部の梅酒で漬け込んだ柔らか煮茸を添えて」、和歌の浦観光協会の「足赤海老を食べた?!エビ芋まんじゅう」、加太観光協会の「紀州海峡鯛のハヤシ&カレー」、和歌山県調理師会の「足赤海老のグラチネ湯浅の金山寺みそ風味フリコ添え」。5つのメニューのうち、2つにアシアカエビが使われている。

 アシアカエビの正式名は「クマエビ」といい、脚が赤いことから地元ではこの名前で呼ばれている。「今の季節は10~15センチくらいが主流。これからが旬で、大きいものは20センチほどになる」と、和歌山県海草振興局の嶋本有志さん。「クルマエビと似ているが、アシアカエビの方が甘くて濃厚」と話す。アシアカエビは和歌浦漁港おっとっと広場(新和歌浦、TEL 073-446-3308)ほか、この季節は雑賀崎漁港でも手に入るという。

 「足赤海老のグラチネ」を担当するフランス料理店「JOY味村(ジョイミムラ)」(片岡町、TEL 073-426-4433)のオーナーシェフ、味村正弘さんは「たまにしか作らないが、この料理は評判がよい。雑賀崎産のアシアカエビは多くの人をとりこにする味」と自信を見せる。「高級食材なので、200円は絶対にお得。店ではこの値段では出せない」と苦笑い。「この機会にぜひ味わってほしい」とも。

 開催時間は10時~16時。グルメ対決のメニューは各店限定300食。引換券の販売は10時30分、13時の2回。入場無料。荒天中止。

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