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田辺・川湯温泉に温浴施設「湯治の庭 熊野川湯」 旧亀屋旅館を改装

ライトアップされた温浴施設「湯治の庭 熊野川湯」本館

ライトアップされた温浴施設「湯治の庭 熊野川湯」本館

 温浴施設「湯治の庭 熊野川湯」(田辺市本宮町)が、川湯温泉の仙人風呂近くにオープンし1カ月がたった。運営は、大阪市内を中心にホテルや飲食店を展開する「アイ・エス・エイ」(大阪市)。

2階の「トウジカフェ」の様子

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 同施設は川湯温泉のほぼ中央に位置し、1928(昭和3)年に建築され国の有形文化財に登録された旧亀屋旅館を改装した。施設1階には温浴施設、2階には熊野ポークなど地元食材を提供するカフェ「TOJICafe(トウジカフェ)」を設ける。

 同社によると、熊野の湯治の歴史は古く、平安時代の「熊野詣」と深く結び付き、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)を詣でる前に身を清める「湯垢離場(ゆごりば)」として発展してきたという。

 現地温泉のミネラル分を抽出したサウナや露天風呂を備え、温泉を飲料水として提供する。予約制の2時間貸し切り利用で、湯あみ着、タオル、飲泉体験付き。料金(1人)は、10時~17時=1万3,000円(1グループ6人まで)。18時~21時=1時間4,000円。

 カフェメニューは、アメリカーノ(600円)、ラテ、抹茶(以上700円)、温泉クラフトビール(1,100円)、日本酒(900円~)など。地元食材を使った、熊野ポークのパテドカンパーニュ、紀州鴨のスモーク、紀州鴨のソーセージ(以上1,500円)、有田ぶどう山椒ナッツ(700円)などの料理も提供する。

 社長の資逸康裕さんは「熊野での湯治の歴史は古く、建物の梁(はり)にも建築当時の墨入れが残っている。歴史を感じさせるものを大切にして、皆さんに見てもらっている。現地温泉のミネラル分で心と体をすっきり整え疲れを癒やしてもらい、歴史ある風情をゆっくり楽しんで、旅の目的地に向かってほしい」と話す。

 支配人の大音師誠さんは「大塔川沿いは熊野本宮に向かう人や帰る人などたくさんの人が歩いている。外国人観光客は建物に歴史を感じると喜んでくれてうれしい」と話す。

 営業時間は10時~21時。カフェは11時~21時30分。

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